32歳

32歳
シャンシャン元気にしてるかな....
旅立ちの前にお別れに行って、元気な姿がみれたのでよかった
初対面の時は寝ててケツしか見れなかったもんだ...
宮崎駿の新作「君たちはどう生きるか」はポスターだけに留めて、予告なんぞも作らずに劇場公開へ踏み切るらしい
最近の映画の予告は「いやもう全部ゆーてるやん!」てのが多くて、興味ある映画がかかると秘技意識スルーを発動しなくてはいけないのだが、ハヤオの新作ってだけで動員できるという自信の表れなのかなんなのか
みてもねえ映画の話をしても詮方無いし、元ネタも読んでいるわけでもないので薄らぼんやりした話になるんだが、君たちはどう生きるかってタイトルが俊逸だなあとおもってて、どうって言われてもなあ....とボヤけたことしか言えずにいた
しかし、最近はちょっと軸ができてきていて、日常というか、日々の暮らしこそが人生なのだというところにフォーカスが合ってきた
大言壮語な大きな歴史や世界の流れの中に己を投影したくなりがちなんだという意識を持って、それに抗うように日々の暮らしの良かったことを素直によかったなあ、と受け止める人間でありたいとおもう
海外ではしばらく前からテック企業のレイオフが続いていて、国内でもチラ見して、インポスター症候群ばりに「オレも吹けば飛ぶような渡世だしな....」とおもむろに不安になってみたりするんだが、そうなったらそうなった時に考えりゃいっか、と肩の力を抜いて生きていたい
35年の鎖につながれているので、一発当たらない限りもう何十年ぐらいは走り続けないといけないワケだが、畑を耕すようになってとりあえず食うには困らなそうだなという心構えになったので、最悪なんかウーバーイーツの配達でもして食いつなげりゃいいか...っていうマインドになった
32ともなると、さすがに数ヶ月は無収入でも生きていけるぐらいの蓄えがあるってのも大きな支えになっているかもしれない
10年前は食費を切り詰め倒して映画みに行ったり DDR しに行ったりして毎月ギリギリの生活をしていたし、さらに10年前はルサンチマンをこじらせていたことを振り返ると隔世の感がある
交友関係がそう広いわけではないが、一緒に映画みる友達がいたり、ゲームする友達がいたり、仕事仲間にも恵まれている方だとおもうし、ご近所も良好だし、もちろん夫婦関係も続いているし、斜に構えずに、順風満帆に人生を送っているぞと、胸を張っていきたい今日此の頃である