20251230

#1230

国宝 (映画版) 感想 (ネタバレあり) #書きかけ

トータルあまりにも圧巻で、すんごいアゲテンションだったのだけど、ラストもラスト、吉沢亮鷺娘の衣装チェンジシーンでデカ音量で劇伴鳴りはじめて急に現実に引き戻されてしまった

したり顔の李相日に「ここです!!」って言われてる感じがして

あそこで現場の音だけだったら200点だったな……

兎にも角にも歌舞伎シーンは本作の核であるというのが作り手の間で通底されていることが伝わってくるクオリティで、あくまで素人目ではあるがめちゃめちゃ引き込まれた

最初の二人道成寺で「ああ、歌舞伎ってビッグバンドやったんやなあ」と気付いて(←?)はらはらと泣いてしまった

役者側に意識が向かいがちだけども、楽器隊もそうだし、衣装などを支度する黒子や、改めてたくさんの人々で作られた総合芸術なんだなあと

だからこそ、それを一身に依って立つ役者のプレッシャーたるや、という

渡辺謙の代役に東一郎を立てる判断をした半二郎よ………

白虎亡き後の半二郎の冷遇ぶりもそうだし、半ば遺言として「血じゃなくて芸で見返してやれ」という呪いにかかった三代目のアキコとのロードムービー感がな…

三部作にして、第二部流浪編みたいな感じで各地を巡業する2人を2時間みれるなあ、などとおもいつつ

それはそうと、三代目の周りの女たち最初から最後まで………なんというか…………

一緒に墨入れたオサナと結ばれへんのやろうなとはおもってたけど、芸妓も芸妓やで……

李相日とは、悪人怒り以来で、両作とも正直そこまで好きな作品ではなく、また梨園というテーマも正直バリバリ GotG2 価値観の人間からしてみると閉塞的な環境という印象が強く、直近でも市川猿之助の事件があり、市川中車こと香川照之をなんだかんだで抱き込む歌舞伎界って.....みたいな感覚が強くあり

そんなわけで敬遠していたのだが、信じられないぐらいロングランしていて、まさかのこのクソ年末に、しかも尺がなげえので1日1回しとか2回しぐらいしかできんので、自分が見た回は満員御礼だった