2022 もくじ

今年もあっという間にこんな季節

契約している電気会社から、サービス終了のお知らせがきた。これまでにもサラダ油が店頭から消えて、仕方なくこめ油に置き換えたり、外食に行くと値上げが続いてるなあ、というぼんやりとした影響は感じていた。けれど、どれも自分にとってはクリティカルな問題ではなくて、大陸の向こう側の戦争について自分ごとではなかったが、ようやくクリティカルな問題として直撃してきたなあと実感が湧いた
本で読んだりする分には、世界はこれまでの歴史で類をみないほどグローバル化が進んでいたが、それが急速にデカップリングしているんだという。グローバリゼーションからの脱却を人類はまだ経験していない.....そうなのだが、別に30年そこそこの人生ではインフレだって経験したことないし、ずっとデフレだの不景気だのと言われて育ってきただけで、実体験としては何も知らないに等しい
しかし、保護主義的な貿易なんてのは遡れば数千年前にだってそういうことが原因でモメてたそうだし、私の祖先もABCD包囲網とかいう経済制裁を体験したようだが、似たようなことをされていそうな当事国はどこ吹く風の様子で、制裁している国が返り血を浴びているというのはあんまり見たことない感じがする
国際連合の(特に常任理事国)機能不全の様子をみていると、国際連盟の末期もこのような状態だったのかしら、と想像してしまう。ロシアが「堂々脱退す」をまだカマしてないだけマシともいえるんだろうか
今回の戦争はベトナム戦争みたいな帰結になりやしまいかと心配な気持ちでいっぱいになる。欧米が手を引いてしまえば継戦は困難になるだろうし、ウクライナが西側社会に取り込まれてしまえば、ロシアにとってはキューバ危機におけるアメリカみたいなもんなんだろうし到底受け入れられないことは容易に推測できる一方、東欧の国を除く欧米諸国にはそこまでの差し迫った脅威ではないはずなので戦い続けられないとおもうのだなあ
あとは世界恐慌のような大規模なリセッションがないことを祈るばかりだ…。リーマンショックマネーショートでだいたいのあらましを知っただけで、体験としてリセッションを経験したわけではなかった。東日本大震災の時は福井にいたのであんまり影響を感じなかったし、何らかを味わうとしたら今回がはじめてなので、防衛できるのか非常に不安
うだうだ言ってもなんでも、2022年というのはこういう一年だった。パトリオットにはPAC-2とPAC-3があって…とか、ウクライナの軍需企業がどうのこうの…とか、知りたくもない知識ばかりが増えただけだった



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