日本にサッカー文化が根づかないのは「めっちゃ楽しそうにサッカーをする、死ぬほどサッカーが下手なおっさん」がいないからではないかという。
「トレーニングウェアなのかすら分からないTシャツを汗だくにして、脂で武装した横腹を短パンの上に乗せ、得体の知れないメーカーの靴を履いて、ゴール七個分外れた軌道のシュートに対して、1秒遅れで大味なスライディングタックルを飛ば」すおっさんが、欧州にはざらにいる。仕事終わりの週末に、勝利と試合後に飲むビールを楽しみにガチャガチャとサッカーをしている。
こうしたおっさんが、欧州のサッカー文化を根っこのところでかたち作っている。