Yes!プリキュア5 24話 感想 (ネタバレあり)
のぞみ以外の4人は、のぞみのポカをトリガーに口喧嘩になっちゃって、そっから元々抱えてた自分の葛藤が再来して....という話で
まあこれはりんちゃんじゃないけど、のぞみにしてもミルクにしても、こんな危うい連中をこういう繊細な作業に加えるんじゃないヨ~とはおもわなくもないけど
各個撃破されてしまい、闇堕ちしてしまった4人は幻の世界で「メシうまいねー」なんてのをずっとやっている
さすが上司はそこそこ優秀
のぞみが覚醒するのに、ココが作った鈴がちゃんと機能しているのがウマい!
それに対してのぞみが手を差し出して「5人なら無理なことはない」と諭すのがむちゃくちゃ刺さった
ふたりはプリキュアっていうシリーズそのものが、「ふたりは」と謳っているように、自分独りではくじけてしまうようなことも「君と」「あなたと」ならできる、ってことがコア中のコアだとおもってて
だから、クライマックスの展開で主人公(ピンク)が単身乗り込んでいって
タイマンで決着をつける......ってのはなんかちょっと
少年誌っぽい演出だなーとおもったりする
終盤にそれぞれが自分の中の葛藤とケリをつける時に、その葛藤そのものを表す敵幹部と対決するのはまあいいんだけど、最後はやっぱりチームでキメてほしいとおもう
バカみたいだけど、手をとりあったり、ハグしたり、そこまでいかなくても会って話したりなんだりってのはテキストだのデジタルだのの情報量と桁違いなんだよなーとパンデミックで思い知らされたのもあって、手をとりあうというシーンに(
セーラームーンの必殺技を思い出すフォーメーションだけど)涙が止まらなかった
初代で最初はなんかグローブフェチ...?の奴がいるのかなというぐらい、手をつなぐシーンの力の入れようにちょっと引く自分がいたんだけど、
魔法つかいプリキュア!でそれが引用されて、
ひろがるスカイ!プリキュアでも引用されて、それはそんな生半可なシーンではない(グローブフェチとか失礼すぎる)なと
まあアニメみてる時点で逃げてるのかもしれんが.....
しかし一方で、彼女たちが命を賭してやろうとしていることは、滅亡した
パルミエ王国を復興するという難事業で、そんなことをこんな少女たちに託すんじゃないよ!と王子2人に改めておもわなくもなかったのだった
鬼殺隊もそうだけどさ、やっぱり少年兵を動員するカルト組織感が拭えないよなー.....
あと、団結することは無条件によきことのようにも感じるが、しかしそうした
群集心理が数多の
戦争を産んできたわけなので、そこらへんも正直難しい話だとはおもう
最近のシリーズだとプリキュア一行があまりにもベタベタすぎて、凸凹コンビ的な、ソリは合わねえけど、2人なら射程伸びるからよォ、ぐらいの温度感のバディだったりチームが好きなので、もっとこういう喧嘩はしてほしい
んで、囚われ状態から復帰するのでも1話ぶんありそうなもんだが(ぶっちゃけもうちょいのぞみが一人一人諭していくみたいな演出だともっときてたかなあ)、そっから
ナイトメア側がパワーインフレしてきて、どーなっちゃうの~~~!っていう
「そういや、サブタイ新たな力つってたし....はっ!?
ミルクが頑なにカバンを持って回ってるのはもしやカバンから新武器が登場するのか...!?!?(涙で鼻声)」
最近のシリーズだとどうしても
おもちゃ展開を考えて女児が持てるような新武器が登場するわけだけど(あげはさんの新武器も案外コンパクト)、さすがに16年前はハチャメチャで、5人が搭乗する
ドローンみたいな巨大兵器が登場する展開は予想外すぎて度肝を抜かれた
さすがに16年前だなあ、と感じる演出がここまでの回でそこそこあっただけに、しかし真髄はしっかりと刻まれている.....!と反省しました
16年分のインプルーブメントを感じるのは倒した相手の扱いで、それこそ最新作
ひろプリでは
カバトンを粛清から守るということまできた