LDRの移譲劇とGoogle Reader - diary.jgs.me

以前ここにも書いた「How Google Works」を買ったので読んでいる。その中で「技術的革新のないプロダクトは基本的にダメ」という項があって、そこでGoogle Readerが槍玉に挙げられていて僕は少し悲しくなった。僕は長らくGoogle Readerユーザで、終了が発表されたときに右往左往した多くのユーザたちの一人だ。

普段、昼休みにgoogle readerのフィード処理してる。隠れてニヤニヤすることはあったけど、今日は声を上げて笑ってしまったww — 人間タンブラー (@neo6120) September 30, 2009

(学生の頃のツイート。本当にのようにヒマさえあればFeedの消化をしていた。皮肉なことに、この翌月にtumblrのアカウントを開設していて、1年ほどかけて滞在時間がどんどんtumblrへと移行していく)
技術的なところでいうとGoogle ReaderはやはりRSSがコアなんだろうけど、そのRSS自体が一部の層以外にはあまり浸透しなかったところが問題だったのだろうか(そこだけではないとおもうが)。じゃあGoogle+は?Compute Engineは?と野暮なツッコミを入れたくなる。
そこで先般のLDRが移譲された話を読むと、LDRはそういう展開になってGoogle Readerにはそういう展開がなかったんだろうか、などと考えてしまうのが性である。とても一面的な見方をすると、LDRにあったような文化の醸成ができていなかったともとれる。僕はLDRユーザではないので機微は分からないが、文化として盛り上がっているのはよく分かる。そこに目をつけたひともすごいとおもうし、それを許容できる会社というのもすごいなあ、と。
今となってはGoogle ReaderもFeedlyに移行したけどもういいやとなってしまったし、所詮その程度のものだったのかもしれない。難しい。

November 13th, 2014 6:07pm