20220825
AIのべりすと
すげーなあ
記憶を売買できるようになって4年経った。俺が21歳、アリサとターニャが18歳だ。
アリサとターニャに、記憶を売ってもらう事しかしていなかったのだ。男の記憶の需要は低い。女の記憶は一部ではとんでもない値段で売買されている。買った奴がどうしてるかは読んでるあんたの想像に任せるよ。
しかし、不況により記憶を売る女性が増え、だんだんと女性だからといってすぐ売れるわけではなくなってしまった。両親が死んでから、妹たちの面倒は自分がみるぞと心してきた。働けど働けど楽になれることはなかった。そこで、俺は自分の記憶を売ろうと思ったのだが……。
売った記憶は原則として持ち主の記憶からは消去されてしまう。アリサもターニャもかなりのことを忘れてきている。いつ俺のことそのものも忘れてしまうんじゃないかと気が気ではない。それに、アリサやターニャは自分の意思とは関係なく記憶を失うことがある。
ある日突然、昨日食べたものを忘れていたり、ついさっきまで見ていた景色を忘れたり、今まで付き合ってきた人の名前を忘れたりする事があるらしい。そんなとき、彼女たちは決まって指で何かを2回叩く。ある時は椅子を軽く叩いていたし、自らの太ももを叩いていることもある。