選ばれなかった人、フェンネル
いや、そういうことは当事者たちで解決しといてくださいよ!!という展開があんまり好きくないので、
デパプリでもフェンネルの動機は単に師匠に認められなかったことからくる逆恨みっていうか、同門の弟子たちでギスギスしててそれが後代で代理戦争っぽい形で表出するって話はなんだかなあってなっちゃう
とはいえまあ、現実としてそういうことが往々にしてあることは少しわかる
スタプリでも結局のところは十三人のプリンセスの仲違いが大戦争を引き起こしてしまったわけで、
へびつかい座をなんとか抑えてくれてれば...っていう話だったり
それはフェンネルくんさあ、というのは簡単だけど、フェンネルの気持ちもわからいでもないというか....
自分はそれなりには人と相互にリスペクトがあるっていうか....フェンネルほど「クソッあいつらのせいで...」みたいなことにあんまりなったことない幸福で平板な人生を過ごしてきただけなので、特に何も言う資格はない
仕事に関しても、たまたますげー興味のあることがそれなりに食える仕事だったから良かったし、たまたま育った環境もマッチしていたからスムーズにここまで走ってこれたわけで...
売れないバンドとか、売れないお笑いとか、死屍累々なことはよ〜く知っている
もっと言うと、婚活の現場のキツそうな雰囲気は同世代の婚活している連中から話を聞いて結構ウッてなる
何度も何度もフェンネルのように
ジンジャーに選ばれないという体験を延々と繰り返す苦行という意味で
自分は自由恋愛で結婚したクチなので、ここでも選ばれた人ポジになってしまって、あんまり何も言えない
お見合いってクソ制度臭はすごいするけど、実はある程度の社会的な圧力が必要な場面もあんのかな....とおもわなくもない
ベネフィットがあったから、昔の
日本ではそういう因習があったんだろうし
まあ
父権社会的な産物という意味では何重の意味でもバカバカしいとおもうが
少子化対策待ったなしって20年前にも
小泉純一郎が言っていたそうで、じゃあこの20年間一体何してたワケ....?とおもっちゃう
自分はロクにやってないのでアレだが
職業選択の自由とか、婚姻の自由とか、逆に言えば呪われ続けるということなんだよなあと...
利便性のためならば、プライバシーなぞくれてやる(自分もまあまあそう)という人がまあまあいるとおもうんだけど、似たような発想で「こんなに選ばれ続けないならば強制でもいい」という人も出てくるのではないのかなあ
同様に民主的な統治が無理なら専制でも構わない...というのも
なんだということで、結構ハッとしてしまった
心理的一体感は塵ほども感じたことはないけど、自信の欠如は本当にある
民主体制も各々が強くあり続けないと継続できないんだろうなと...
「今一番やりたいことをやる」「なんでもできる、なんでもなれる」抑圧されるようなことはあってはいけないとおもうけど、今一番やりたいことって...?なりたい自分って....?という人には苦痛なのかな