転校生 - diary.jgs.me

昨日みた「救済」でかかっていた転校生サウンドが頭から離れなくて、駅のホームでウワー!って聞いた。すごいものを見聴きするとすぐ泣いちゃうスキルを発動させてしまって、オイオイ泣いてしまった。こんなドキドキした気持ちになるの、南波志帆さんの「こどなの階段」以来かも。
めっちゃいい。ポップさを下敷きに尖ったことばが連なる。
そうかとおもえば、地方から見えるトウキョウというをみているような疾走感あふれるサウンド。
HPのCommentsをみてみると、信頼できる面々がコメントを寄せていてなるほど納得。ちゃっかりねむきゅんさんいて、すごいなあっておもった。
熊本県出身埼玉県在住、水本夏絵によるソロ・プロジェクト。 「わたしの音楽ひつじなら、わたし自身はオオカミだ」 生まれた時から転校生だった、と彼女は言った。教室のざわめきを遠くに聞きながら、カーテンの揺れる窓の向こう、校庭をぼんやり眺めて。 「普通の未来」は最初からあきらめていた。小さな部屋でゲームネットアニメだけを友達に、息を潜めて暮らしていた女の子学校にも行かず、アルバイトも続かず、膝を抱えながら、でも彼女はひそかにを歌っていた。歌うことで初めて世界と繋がれた。 ある日、彼女は夜行バスに乗った。キーボードPSPだけを持って― 今にも壊れてしまいそうなギリギリのバランスで、水本夏絵は歌っている。かなしみさみしさ怒りも、そしてほんのちょっとだけある希望も、全部そのままにつめこんで。透明嘘がない彼女の歌は、きっと他の誰かにとっても自分の歌になるだろう。

たまらんす。
僕はまたひとりのおんなのこに救われて生きていく。

May 21st, 2013 1:26am