続・賞レースどうなの論
図らずも、月曜と火曜のパーソナリティが似た考えなのはお互いメインストリームな、吉本的なお笑いからはアウトサイダーだからなのかもしれないが
太田さんの見立てによれば、元々は演芸というのは
徒弟制で、芸を磨くことは内に閉じたものだったけれど、
漫才ブーム以降
テレビによって大衆に解き放たれてしまった
かつては師に披露して、クローズドでダメ出しをされたりなんぞしていたのが、賞を賭けた場で、審査員に披露して公開の場で批評されるようになってしまったんだと
そこにドキュメンタリックな面白さもあって、世間の歓心を買うんだろうが、個人的にはその関心というのは
見世物小屋的なまあまあ下劣なやつだとおもっている
徒弟制にポジティブな感情を持っているのは、人生で初めてぐらいの上司に勧められた「
アプレンティスシップ・パターン」て本がすごい面白くて、今でも根源的な行動指針になっているからだとおもう
一方で、特に芸事の徒弟制は現代的な倫理観から如何なものかというようなのが未だに温存されてそうなあたりにはやや引っかかるものがある