結局 "Europa Universalis"

ワクチン接種率によって色分けされた↑みたいな世界地図をみると、eu4 の制度伝搬の図とかによく似ている
eu4 っていうゲームは好きだし、歴史も好きだけど、Europa Universalis って名前は露骨な西洋中心主義っぽくて複雑な気持ちになる
大規模な接種がはじまる前は、COVAX って仕組みがあるので貧富のアレもなく、等しくワクチン接種のアクセスが開かれている~などという建前だったが、蓋を開けてみれば SFディストピアものみたいな世界がそこに広がっていた
マレーシアのマハティール元首相(御年95歳らしい、元気だ)が「宇宙から侵略者が攻めてきたら国の隔てなく、地球として一丸となって立ち向かうだろ!今がまさにその時だ!」みたいなことを言ってて確かにな~とおもった
ウォッチメンでは、オジマンディアスがクライマックスでニューヨーク巨大イカマンハッタンの力で出現させることで、冷戦が終わり、核戦争へのカウントダウンが大きく後退するという流れだったが、現実にそのようなことが起きても恐らくガザでは爆撃をしているだろうし、ナゴルノ・カラバフを巡って争っていただろうし、ミャンマーで内戦が起きるのだろう
そんなことははじめからわかっていたのだ、我が国は2発もを落とされて、悲惨な現場の様子がたくさん共有されてきたろうに、世界は核武装をやめるどころか増強している
しかし、皮肉なことに核の傘によって我が国はそこそこ長めの平和(?)な時代を過ごしているのは、それはそうだなとおもう