第一次世界大戦後のドイツと冷戦終結後のロシア

第一次世界大戦後のドイツと冷戦終結後のロシア
現在の問題の解決を目指して、改めて歴史に興味を持っている人は少なくないのではないだろうか(自分だけ?)
WW2HoI シリーズのお陰で(あくまでパラド史観でってことかもだが)そこそこ時系列などわかってる、とおもっていた
ドイツやってると訪れるオーストリア併合チェコスロバキア解体メーメル割譲ダンツィヒの要求と単なるイベントとしてしか捉えてなかったのだが、かつてのドイツ帝国の版図をみると明らかに失地を回復しているのがわかるし、失地にはドイツ系の住民も恐らく結構住んでいたんだろう
ヴェルサイユ体制がドイツへのプレッシャーをかけすぎてナチスが台頭していった(それ単独の要因ではないとおもうけど)のはきっとそうで、なんとなく国民感情は理解できる
一方で、ソ連が崩壊した年に生まれた身なので冷戦の時代感やソビエトの雰囲気はいろいろな創作から感じ取ってきたが、ソ連崩壊から30年、一応選挙はしてるみたいだけど、どう見ても独裁者が台頭してるってのはナチスに重なる部分を感じる
現在のロシアはソ連の再興?回復?というよりも、かつてのロシア帝国にノスタルジーを感じてるってのは本当なんだろうか?これが本当ならNATOに加盟しているバルト三国はまだしも、フィンランドなんかはマジで戦々恐々って感じだとおもうんだが...
ウクライナ東部にロシア系住民がいて~というのもイマイチ飲み込みにくい(日本にずっといるからかもしれんが)が、いろいろ歴史的な背景もあってってことだと多少納得はいく
そしてそこを独立国家として承認しようってのはかつてのチェコスロバキア解体とかに通じるんだよなあ、と
WW1でもWW2でも各国や民族の思惑が絡み合い、雪崩のように戦火が広がっていった印象なんだが、それぞれの局地戦を戦っていた兵士や、民間人からしたら「マジでどうしてこんなことに?」と思わざるを得ないだろう、ヴェルダンで戦っていたドイツ兵にせよフランス兵にせよ「なんでこんなとこで延々戦ってるワケ?」って思ったりしてなかったんだろうか
そうした歴史を顧みると、ウクライナとロシアの紛争に下手に介入すると本当に制御不能の全面戦争に転がり落ちてしまうってのは NATO にせよヨーロッパの各国にせよ、よーーーく知ってるということなんだろう
だが、当のウクライナにしてみれば、モラルサポートだけで軍事的に介入してくれないってのは世界平和のために犠牲になってくれよな、って言ってるようなもんだよなあ、と悲しい気持ちになる
でまあ、こうなってくると次は台湾だよなーってことになり、その時もアメリカは動かず~ってことになるとウクライナの二の舞ということになるし、逆に介入するってことになると終末がはじまることになるので割とどう転んでも詰んでる感がすごい