燃える仏像人間 - diary.jgs.me

タイトルからして破壊力抜群の「燃える仏像人間」をみてきた。京都みなみ会館で予告編がかかっていて、一度みたら忘れられないこの強烈なビジュアルが脳裏に焼き付いた。しかも、仏像人間ってなんだよ、っていう。あと燃えてるし。
そして、初日を迎えた今日に舞台挨拶もあるとのことでみにいってきた。話がかなりとっ散らかってる上に、ほぼ全編に渡って劇メーションなのでわかりにくい部分があったりとみるのがすごい大変な映画だったけれど、登場人物たちがすごくコミカルで会話や動きが面白くて終始爆笑しながらみれた。劇メーションはすごく味があってよかったし、尺の割に嘔吐シーンがめちゃめちゃあってよかった。ゲロまみれの映画はいい。
舞台挨拶では、監督の宇治茶さん(数日前にお茶の協会に名称の問題で怒られたとのこと)、ヨーダっぽい雰囲気のシージィ役の渡辺さん、終盤ではずっとおっぱい丸出しの女子校生主人公紅子の両親役の保山さん、虹さん、そしてプロデューサーの安斎さんが登壇され、制作の話などを話してくれた。なんでも、一年半ほど前にアフレコを全部済ませてそれから宇治茶さんが独りで黙々と劇メーション用の画を作っていたとのこと。それから、何度も言うけどおっぱい丸出しの紅子ちゃんの声とちょろっと実写パートに出演していた井口さんが製作期間中に一躍有名になってしまった話などが聞けた。
サインをいただくために買ったパンフレットもすごく面白かった。なんせ、作品中で全く触れられない設定が書かれていたり、1シーンだけ出てくるキャラクターまで解説されていて笑った。そしてパンフレットを読んでみると、実相寺昭雄オマージュだったり、電気グルーヴの「モノノケダンス」の影響を公言していたりとかなり俺得感満載の映画だったことがわかった。
とはいえ、先にも少し書いた通りかなり荒削りな長編処女作なので否が応にも次回作に期待してしまう。それから宇治茶監督の名前問題もどうなるのか気になるので、今後ともウォッチアンド応援をしていきたい所存であります。

July 21st, 2013 6:13am