日光2023
日光2023
東照宮に着いてみると、どうやら
NHK の昼の番組で中継をするらしく、どデカいアンテナを天井に装着した中継車から延々とケーブルが這わせてあって、NHK ってのは無線を信じてない的な話なのか、電源を引いてきてる的な話なのかわからんが、そういや大河が
家康だったかあ....とようやくここで思い出す
京極堂の新作が17年ぶりに出て、テンションがおかしくなっている
ややネタバレになってしまうが、(まだ前半1/3くらいまでしか読んでないが)
鵼の碑では劇作家が関口と
憾満ヶ淵出会うところから話がはじまっていく
中禅寺は
輪王寺で何やら助っ人にきて東照宮のアレコレを話していたりする
こりゃイメージふくらますためにも日光行きてえ~!いつヒマ~?と妻に確認したところ、今週って言われたのでかなり突貫でいろいろ組んで
ミラノ号を駆って日光まで行ってきた
ちなみに、
モデル3情報としては都心方面から日光へ行くにあたって、たぶん最後にある
SC が
佐野なので、佐野をベースにしたいところだが佐野から日光までは1.5hくらいかかるので全然ベースにはならない
仕方ないので
CHAdeMO で充電するしかないんだけど、使い勝手のよさそうなのは東照宮のある場所からさらにちょっと下ったところの
道の駅や
コンビニで充電することになる
いろは坂を何度か登り降りしたが、登りは当然のようにキツキツだが、下りはむしろ充電が増えて降りてくる感じになるのでまあトントンくらいだろうか
紅葉の時期は避けたかった(葉が色づいても何も感じない)のと、土日も当然避けたかったので、必然的に平日の昼間ということになるのだが、行ってみると遠足っぽい感じで関東のキッズたちが大量にいて、世界各地から観光客が押しかけてきていて、なんとなく体感として大河みてきました的な人はそんないなそうだったのでそこまで肩身は狭くなかった
東照宮にはとにかく鳥が多い、レリーフにしても絵にしても、という話だったのでとにかくそれを確認しに行きましょうと
実際至る所に鳥がいて、だいたい屋根の1段下の飾りエリアはひたすらに鳥のレリーフが続くということが何度もあった
こういう具合に、鳥メインの塀も多い
あとはありとあらゆるところに葵の紋がこれでもかと配されている
ちなみに天気ファクタをすっかり忘れていて、今月散々晴れまくってたのに生憎の天気
なんか想像していたのと違って、子供のうちは
見ざる聞かざる言わざるで外界のリアルを子供には触れさせない方がいいよ、みたいなメッセージになっていて、個人的にはそれには納得できないのでややがっかりした
う~ん
そしてやって参りました、こりゃすげえや
復元なのはわかってるけどね
門は獅子や龍が多めの印象
ありとあらゆるところに獅子がおわす
あとは鵼でも息って何??っておもってたけど、息や獏と龍と獅子、虎の区別が非常に曖昧
見てんぞ
まあ唐門もすげーんすけど
墓所まで結構登らされました
家康は公開されているのに、家光の方は非公開だった
ずーっと鳥
せっかくきたしな!ってことで東照宮の全エリアチケを買ったらオマケで
五重塔の心柱のをみることができた......のだが、マジで他の人は興味ないらしく、ここら辺からグッと人がいなくなる(というか貸し切り状態だった)
宝物館と美術館は撮禁だったので写真はない
宝物館では家康の遺品や献上された日本刀を見学した
どうやらおっさんが盗撮していたらしく、それを別のおっさん3人組グループが発見して「オイ!アイツ撮影してるぞ!」って騒ぎながら出ていったなとおもったら入れ替わりでおっさん係員が飛んできて、盗撮おっさんに「今撮影してましたよね?」「え?なんのことですか?(すっとぼけ)」みたいなクソ問答の現場に出くわしてしまい最悪だった
美術館はガチ貸し切りだった
元々社務所だったそうで、社務所を建てた時に「こりゃキャンバスがいっぱいだぜ!」みたいなノリで
横山大観一行にいろいろ日本画を描いてもらったので、それを現在は美術館として公開している、ということだった
横山大観ら....とはいうものの、肝心の横山大観は日の丸を一発描いて終わり....だったような?なんとなく他クルーの絵が多くて、なんとなく作家の見分けがつくぐらいまでになった(気がする)
昼休憩を挟んで輪王寺へ
輪王寺も中は撮禁だったので写真はない
本堂?はハンパねえスケールで、度肝を抜かれた
東照宮は装飾が絢爛ですなあ、といった繊細な美だったが、輪王寺は中にどデカい仏像が3体見下ろしており、これ
GANTZ だったら襲われるやつや....という威圧感(荘厳さ)があった
逆に輪王寺は装飾は寺なせいか非常にシンプルだった
輪王寺の方で家康公の像が本邦初公開中!っつーことだったので、期待して行ったら信じられねえぐらい小さくてこれもこれで驚いた
しかも手前にどデカい仏像がいるから余計に
鳴き龍と呼ばれているらしいエリアはテーマパークみたいにバッチ制になっていて、ホーンテッドマンションの待ち時間みたいな感じで待ってたら、後ろの老夫婦が「お伊勢様に比べたら足下にも及ばねえな」と謎のマウント話をしていて苦笑いしていた
で、鳴き龍の方は天井に描いてある龍の口の下で拍子木を叩くと反響がすごくて鈴のような音が聴こえる.....的なアトラクションで、確かになんでもないところで打ち鳴らすと何も反響しないのだが、口の下だとリンリン聴こえてすげーなと
ただ、それは坊主の鳴らし方次第なんじゃねえのか??などと疑っていたが、どうやら天井だか床だかが口のとこだけちょっと窪んでて反響するようになっている....という仕掛けらしい
今日みられるのは復元の方で、これは意図的にかつての鳴き龍を再現したつーことなので人為的なものだが、オリジナルの方は意図的にこの仕掛けを作ったのか、天然の湿気やなんかで木材が反ったからそうなったのかは不明....ということらしい
ちなみに復元の絵を描いたのは美術館でもみた
堅山南風こちらは祖父大好き公家光が眠っているそう
クイズ!これな~んだ
自分「獅子!」
妻「息!」
正解はわからない
東照宮にはこんな紅い獅子はいなかったようにおもうが、こういう色味だともはや
沖縄の
シーサー感がでる気がする
憾満ヶ淵へ
ここまでくるともはや無人
去年?だかぐらいにこのあたりでフランスの女性が失踪するという事件があったそうで、ちょうど天気も天気で川が増水してたのでそりゃ人もいなくなるかもなあ、とおもったりして背筋が凍った
いわゆる
化け地蔵というやつでかつては100体いたそうだが、さすがに風化には耐えられず、70体ほどが現存している.....とのことだったが、いざ行ってみるとカウントが難しい地蔵が何体かいて困った
まずルールとしてこの帽子と前掛けを装着している塊を1体としよう!と決めたのだが、明らかに首がもげた地蔵の首と胴体にそれぞれ装着しているパターンがあったり、そもそもこれはもう石の塊でしかないだろ!みたいなやつにかぶさってたりと判定が難しいものが多い
中盤くらいにカンマンと呼ばれる所以となった梵字が彫ってあるというエリアにきてみたのだが、曇ってるのもあって全然みえねえ
えー心の眼で視ると観えます(?)
あ〜〜これか〜〜〜の後に「あ、これ
ECD がリミックスしてたやつじゃね?」つって
旅先の宿で2人してクソ泣いてしまった
旅の締めに帰り道にあった
岩下の新生姜ミュージアムへ寄ったのだが、ここまでみてきた中で一番難解なスポットで妻曰くずっと険しい顔をしていたとのこと
†昇天†