乱歩アムネシア 二十一番目の人格 第2巻 感想 (ネタバレあり)
一応第1巻のあらすじを読んで、登場人物紹介を読んでたら
江川蘭子のところに「第2巻の主役的存在」って書いてあって、のっけから大爆笑してしまった
オリジナルの江川蘭子読み終わっててよかったぜ!! まさか主役とはな!!
齢も30を超えてくると、(特に創作の分野で)なかなか腹を抱えて笑う機会は減ってくるのだが、1巻に続いて2巻もあまりにも荒唐無稽な展開が続いたり、スラップスティックなネタ等、あまりに自分にドンピシャすぎて腹が捩れ死にするかとおもった
1巻でマユミこそが
怪人二十面相だったのだ!というなかなか劇的な展開で終わるので、2巻はどうなるのかなとおもったら後半から全然話進まなくてそれだけで笑ってしまった
主役をバトンタッチされた江川蘭子は散々な目に遭って、ミミズ責めをされたり(絶対イヤだ)、四肢をもがれたり(絶対絶対イヤだ)して、なんなら2巻の半分以上は芋虫状態で二次元人間を巻き付けて行動していた気がする
二次元人間は、前巻の
屋根裏の散歩者オマージュの東栄タウンの最下層ではあまりの狭さに人間の方が進化してペラペラになっていて....っていう
金箔職人に卵子を叩いて伸ばさせて二次元精子を....のくだりとかヒドすぎて大爆笑した
小林少年率いる
少年探偵団は椅子人間によって壊滅させられてしまったという
二銭銅貨に至っては
江川蘭子も絡んでなくて、何この話!?!? みたいな感じだったけど「犯人候補はこんなものか」つって作者の
駕籠真太郎と共に読者って書いてあるんだけど、駕籠真太郎って俺達のコトをハゲメガネオヤジだとおもってるのかよ!!!!ハゲてねえしメガネでもねえぞ!!!(←?)
ここが一番笑ったかもしれん
ちなみに、耽美方向では四肢をもがれた江川蘭子が東栄タウンでタチをやっていたっていう女とシックスナインするくだりがよかったデス
オチは
エドガー・アラン・ポー降臨という謎展開で、3巻につづく(描き下ろしの芋虫編があるけど)のでまた生きる楽しみが増えた