プレッシャー・クッカー 感想 (ネタバレあり)

プレッシャー・クッカー 感想 (ネタバレあり)
最後の対決と結果にはちょっと萎えた部分もあったけど、終盤にチーム戦と見せかけて同士討ちさせるような戦いに持ち込んでくる作り手マジでイヤミな奴!!!!おもろいけど!!!って
最終結果からバックトレースしていくと、ロビー優勝のトスをあげたのはセルゲイで、あそこでキャロラインとロビーにホントにくじ引かせてキャロラインが審査だったら全然変わってきたのでは、とおもった
字幕で「セルゲライン」で訳されてて、同盟関係を示すようなA-Bラインみたいな意味なんかな?と最初は認識できなかったけど、セルゲイ+キャロラインでセルゲラインか〜としばらく経ってから納得した
こういう人狼要素あるゲームだと、同盟関係は強みでもあるけど対抗当てられるとヘイト買ってる方が不利なので難しそう
マイクって1話ではこういう角が立つような人ってすぐ追い出されそう...っておもいながらみてたけど、本当に腕があるからこそ正直に喋ってたんやなあ、みたいな
唯一料理バトルの風情があった料理評論家ジャッジの回ではマイクの勝利だったわけで、空気感からしても腕においてはマイクの方が圧倒していたんだろうという気はする
マイクの落ち度としては、対戦相手をセルゲイとレネとロビーから選べる時にちょっとスケベ心を出してしまったのか、本当にロビーとちょっとした友情が芽生えてたのかは分からないけどロビーを選んでしまったことだろうなあ
ここでセルゲイ(レネだったらどうだったかなあ?)を選んでたらテクニカル頂上バトルに持ち込めたんだろうけど、ロビーを選ぶとロビーのお涙にもっていかれてしまい、逃したのかなと
ただまあ、最後に9人が批評していく時に他の人の意見を聞く前に意思表示を出してなさげだったので(だからこそほぼイーブンみたいな戦いになったのでは)他の人の意見を聞いて変えた人がいたのかはちょっと気になった
悲しいことにラナがキャスティングボードを握ることになってしまい、ラナも複雑な心境だったろう、スーシェフとしてマイクを手伝った身だけど、参加中はロビーと結構絆があったし...。マイクに「あんたはまだ若いから」的なコメントがきた時にえ〜〜〜〜〜ってなった
なんか、料理って本当に味とかスキルだけの勝負じゃないんだろうなってのはおもうけど、でもなあ.....
決勝は審査基準も明確じゃなくて、判断は各々の基準でってのだと審査すんのも難しそうだけど、でもリアルワールドでも結局店を訪れる客に明確なクライテリアがあるわけではないのはそうだろうし、そういう意味では実力といってもいいのかもしれない
ある意味で一番フェアな票はリヴだけど、リヴが「ん〜なんとなくロビー」みたいな感じだったのも効いたのかもしれない
ブライアンとかそうだろうけどある種の高級料理への嫌悪感みたいなのを持ってる人の心を動かすのは難しそう
自分もこういう料理バトルもので見た目がどうこうってのは全く理解できないので(普段三角コーナーみたいなメシを食っている)どうでもいいんだけど、料理ってある程度のウマさになってくると飽和してきて見た目をどうこうするしかバリエーションを出せなくなってくるんだろうなっておもっている
車なんかもそうだとおもう、4輪で走るものはいくらでも作れるけど何億とかするやつはだいたい見た目の話だとおもう
個人的にはむちゃくちゃギスギスしてお互い中指を立てて去っていく、みたいな終わりを期待してたけど、ジーナとラナもなんとなくフォローっぽい映像が差し込まれてたり、みんなでイェー!で終わってなんかわだかまりは解消したんだろうかってちょっともやっとした
The Mole よりもギスギスしていたのでは!?
セルゲライン-ジーナが組んでたあたりの家の雰囲気マジでヤバかったし、クリスタンやエドあたりはなかなか疑惑の判定の犠牲者って感じが否めなかった
海外のバイブスはわからんけど、セルゲラインはそれぞれパートナーがいるぽい感じだったけど、それぞれのパートナーが放送みたら結構イヤな気分になりそうだとおもったが、これが西洋の嗜みなんだろうか....
なんか学校通ってた頃にいたよな、付き合ってるわけでもないのに妙にベタベタしていてそれがなぜかコミュニティに受け入れられている男女....
テラハになかったものが全てあって良かった
テラハでは「テラスハウスにくる目的」みたいなやつが曖昧な奴が多くてしらけることが多かったけど、料理バトルに戦って勝つという軸があったのでダラダラ居続ける奴とかもいない
テラハでは退去のタイミングを己の都合で決定できる仕組みになっていたけど、テラハでも月イチぐらいで投票をして「コイツは追い出す」みたいな機能があったらおもろかったろうとおもう(荒れそうだけど)
ブライアンがすげー好きで、最後の最後までパンナコッタをイジられててめちゃ笑った