ブレット・トレイン 感想 (ネタバレあり)

ブレット・トレイン 感想 (ネタバレあり)
デヴィッド・リーチが監督ってことで期待してたんだけど、なんかキル・ビルヘイトフル・エイトを足して10で割ったみたいな非常にヘンなバランスの映画だった
エンドロールみてたら原作に伊坂幸太郎のクレジットがあって、それでこんな海外の人の想像上ジャパンになっちゃったのかーと
原作読んでないからわからんけど、これはどう見てもいわゆるホワイトウォッシュの典型なのでは?と言いたくなるキャスティングだった
タンジェリンが電車を降りる時に出くわして、そのあとも「お静かに」してくるオバハンまで白人にしてくるしさ...
真田広之が唯一の良心として出てくれているけど、他の日本語話者として出てくる人は明らかにアクセントがネイティブじゃなさそうだったし、日本人らしきスタッフにペラペラ英語で話しかけてそんなスパッとちゃんと英語で返せるわけなかろーっていう
とにかくツッコミどころがありすぎて、挙げていったらキリがないけど
まずのっけの東京駅から架空の東京駅で萎える
百歩譲ってひかりオマージュで「ゆかり」っていう新幹線なのは許す
グリーン車って乗ったことないけど、あんな海外の高級列車みたいなバーカンないよね?
トイレも日本感を出すためなのか、ウォシュレットのついたトイレっぽいのが出てくるが、新幹線のトイレってあの飛行機のトイレみたいな限界トイレじゃなかったっけ確か.....(最近乗ってないので忘れた)
たぶん19-21時ぐらいに出発して米原あたりで明るくなってきてて京都で夜明け....って描写だったんだけど、寝台新幹線やったんか〜い
東京-京都間一体何キロだとおもってんだ....
あと寝台新幹線が仮にあったとして、それは客室で寝れるようになってるやろ!!
もしくは、4時発6時着みたいなダイヤで運行していて、日本は朝4時でも相当賑わっているとおもわれているのか....??
しかも京都の手前くらいに富士山があるっていう
いざ京都駅に着いてみるとホームがヤクザに占拠されてるんだけど、日本の治安どんなやと思われてんね〜ん
ホワイト・デスが「京都まで全席買い占めた」と謎アピしてくるが、いや新幹線てそういうんじゃないし
そして京都駅からレモンが出発させると、どうやら京都が行き止まりだとおもわれてるのかなんなのか、謎にバリケードを突破して爆走する....っていう
ぶっちゃけ東京-京都間が舞台じゃなくても成立するので、無難にアメリカとかヨーロッパの鉄道でよかったのでは....?とにかくノイズが多すぎてシラける
いろいろ因縁のある面々が乗り合わせて殺し合って....っていうのも無理くりスジを合わせようとした感が強すぎてイマイチのれず
観客をバカにしているのか、信用していないのか、とにかくフラッシュバックが多くて「それはわかってるってば!!」が何度もあってテンポが悪かった
チャイニング・テイタムライアン・レイノルズのカメオ出演?チョイ出はくそ笑った
テイタムは何コスりなんだよっていうぐらい出てくるし
あと登場人物紹介のノリで水のペットボトルが「ウォーターボトル」バーン!で出るとこも素直に笑った