パーム・スプリングス 感想 (ネタバレあり)

パーム・スプリングス 感想 (ネタバレあり)
いろいろ公開中の映画でもみたいもんもたくさんあるのだが、気付くと最近ギター弾いてたりするので改めてフィクションを身体に叩き込もう〜ということで
ループものだっていう前知識だけで臨んだ
タイムループものといえば直近だと(.......ってもう7年前の映画なの!?!?)ハッピー・デス・デイ/ハッピー・デス・デイ 2Uが好きなんだけども、なんとなくエブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスを連想した
あっちはマルチバースもののブランニューだけど
オトコの方が先にループに入ってて、式場の近くの洞窟に吸い込まれると、それをトリガーに同じ日を繰り返してしまうっていう
ナイルズにとっては何度も繰り返した日で、いつも通りサラを口説いて一発ヤってたら、因縁のあるロイ(ここら辺はデスデイを連想する)にアーチェリーで狙撃されて、いつも通り朝に戻ろうとしたらうっかりサラもループに入ってしまって.....というところからはじまる
当初こそキレまくりのサラだったが、ループに順応してくるとオモシレ〜じゃんということになり、ナイルズと2人でやりたい放題の限りを尽くすのだが(ただし眠ってはいけない)、ナイルズが照れ隠しで過去ループで何回もヤっていたことを黙っていたことがバレて、怒り再沸騰して量子力学を勉強して「絶対にこのループから抜け出すぞ!」と
デスデイとの違いでいうと、デスデイは絶対に殺されてしまうのでなんとかしないと!という推進力があるのだが、本作ではぬるっと過ごして寝れば翌日また同じ朝が訪れるだけ、というわけなのでナイルズ側はリスクを冒してまで脱出するモチベーションが持てず、そこでサラと仲違いしてしまう
一方のサラはというと、特定の時間に爆死したら翌日を迎えられる〜という量子もびっくりなパワー解決法を考案していて、ナイルズなんぞもう知らねえとばかりに脱出を試みる
バーでぐだってたナイルズは喝を入れられて一歩踏み出すことを決意する〜というあたりがクライマックス
サラ視点だといろいろヒドいことしたし、されたし、それでも量力を勉強して勉強して脱出する話だけども、ナイルズ視点はだいぶぬるま湯で、好きな女をループに引き込めたし、勝手に脱出法を見つけてくれたし、ってだけでなんというかまあ.....ギャルゲーか?って感じでみおわってみると「これでよかったのか」感はややある
ポストクレジットで久しぶり(?)に会場にやってきたロイが、ループしていないナイルズと会って「なんてこった....」になるわけだけど、これはぜひともデスデイの2Uみたいに続編で「またアノ日に戻ってきちまった〜〜〜〜」をやってほしい、そして今度はロイも助けてほしい