ハンターキラー潜行せよ 感想

本音を言えば、もうちっと潜水艦描写があると嬉しかったけど(Uボートくらい閉塞感があってキツい感じ)、最新の潜水艦描写に、陸上の特殊部隊は現代版タルコフみたいで面白かった
終盤で森の中で足を抜かれた新人が追い込まれていくところは、Woods で Scav にリンチされてる時の俺みたいでフフッとなってしまった
普段は BEAR と USEC で対立?してるけど、ひとたび共通の敵があらわれたら協力関係になる、ってあたりもタルコフみがあったな
なんといってもジェラルド・バトラーが非常に当たり役で、バトラーってドゥエイン・ジョンソンほどではないけど、強そうすぎてハラハラしない、という風体をしているとおもうんだけど、今回は潜水艦の艦長ってことで、デッキで渋い顔をして部下を叱咤激励して奮闘する、みたいなのはよかった
ロシアの港に潜水艦で特攻して、ハッチを開けて「俺が大統領拾って帰ってくるから待っとけ!」みたいな展開じゃなくてよかった(それはエンドオブなんちゃら)
話の筋も大概予想通りだけど、それでも海の漢たちの指揮系統を超えた信頼感、友情みたいなのにはグッときた(そんなんで軍隊大丈夫か、とおもわんでもないが)
ロシア側の描写は「ここは吹き替えてますよー!ロシア語喋ってるとおもってね!」みたいなノリで英語喋ってるし、相手方の潜水艦の艦長が英語を喋れるっていうご都合的展開だけど、どうせならきっちりロシア語でやってほしかったなあとは
あとパッと気になったのは、要人が乗ってくる車がメルセデスのGクラス?だったけど、そこはさすがにロシア車に乗ってるんじゃない~?とか