ドゥームズデイ・クロック 感想

ず〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っと積んでたのをようやく崩した
たぶん一度半分ぐらいまで読んだんだけど、結局内容を忘れてしまったのでまた最初から読んだので余計時間かかった
ウォッチメン世界のその後が描かれ、結局オジマンディアスの計略はバレてしまい、米ソ核戦争がはじまって人類は滅びそう...という
オズはジョンに助けを乞うために、ジョンを追うと知らない(DCの)世界に到着してしまい...
ジョンはジョンでこの世界の不思議な歴史の再編集を訝しんでいた
クライシスやフラッシュポイントなんかでスーパーマンのオリジンがこれまで何度かおろし直されているのをかなり読者の目線に近いところで体験するジョン
一方で、DC世界のアースでもメタヒューマンの扱いを巡って、アメリカロシアはもちろん、中国イギリスなんかも国内チームを結成しており、その筆頭がブラックアダム率いるカーンダックで、この国はメタを寛容に受け入れるという移民政策を打ち出す
そんな世界を前にまたしても計略を練るオズだが、オズの基本作戦はジョンの気を引くことっていうちょっと健気さすら感じるものである
オズの計略にかかった各チームがジョンのいる火星にぶっ飛ばしていって(火星への有人飛行がまあまあの時間で達成できているんだ...とおもわんでもないが)ジョンをタコ殴りにしようとするが、結局全員返り討ちに遭ってしまう
やはりドクターマンハッタンの前では大抵の能力は無為なのであった
ランタンですらリングを破壊されたりしてたからなあ
一方ファイヤーストームが国際間の緊張を高めてしまい、そこにスーパーマンも巻き込まれて墓穴を掘り、泥沼化していき...
この辺は核戦争の危機感がヒリヒリと紙面から伝わってくるオリジナルのウォッチメンとはまた違った現代のドゥームズデイ感が伝わってきてよかった
で、結論としては何度改変されたとしても結局はスーパーマンという希望の下にみな集結するんだというちょっとロマンチックすぎるというか、スーパーマンってやっぱりそういう聖人君子的な扱いでいいのかなーとちょっとモヤるものもあったが、New52からリバースを経て壮大なタペストリーがここで編み上がっていくという興奮はかなりあった