デリシャスパーティ♡プリキュア 感想 (ネタバレあり)
事実上の最終回の時点で結構萎えてたので、エピローグも「はいはい」みたいな
単純に作り手と気が合わないというだけかもしれないけど、ジュブナイルの物語はひょんなことから出会って、それから親交を深めて、危機に対処して、最後には発展的に散開するべきだと強くおもっている
変身する作品では、成長期のメタファーになっていると考えていて、幼年期の終わり、成長期のはじまりとして変身し(実際思春期は肉体的な変化があるわけで)、その成長期の終わりとして変身するという行為から離れるというのが一連のセットになっているべき
自分が田舎を飛び出したクチなので、もしかしたらイツメン(?)的な感じで幼年期-成長期の関係性がそのまま保存されて大人になる人もいるのかもしれないけど、多かれ少なかれ加齢やステージの変化などで人付き合いは変わってくるし、成長期のコミュニティのまま居続けるというのはまあなんか.....クローズだなっておもってしまう
さて、そういうスタンスなので最終盤の展開は盛り下がっていたし、フェンネルにしてもそんなことでほだされるのかよーとがっかりした
戦いの相手が、ボス的な奴に見限られて打ちひしがれているところをプリキュアサイドに加わるって展開は好きなので、
HUG みたいにもっと早くからナルシストルーやセクレトルーがこっち陣営にきて協力してくれるような展開だったらよかった
本当にかわいそうだったのはスピリットルーで、スピリットルーに関してもっと作中で描写あってもよかっただろうと強くおもった
終盤ずーっと魂が抜かれた状態でいさせられた挙句、突然ナルシストルーに修理してもろたわ~って魂復活してるの雑すぎでしょ
魂がないスピリットルーは破滅主義的な人工知能で....みたいな展開とかあってもよかったんですよ!?
これまでの感想で散々中盤がダレてる問題の話をしてたけど、やっぱりキャラクターの掘り下げとか、他のキャラクターとの関わりとかもっと描いてあげなよ....と
最後芙羽さんちにゾロゾロきたあいつらはマジでなんだったんだよ....
一応ゆいは祖母の言葉を自分の言葉として昇華していくというカタルシスはあったけど、それにしてもゆいは理想主義者すぎて、もっと徹底的な挫折を味わってほしかった
一応の別れに関しても、クッキングダムはそれなりにイージーアクセスっぽいので魔法の事実上の最終回みたいに完全に引き離されてしまう悲しみみたいなのも全くなく「またそのうちな~」みたいな軽い感じでなんかうん...
そもそも
エナジー妖精はレシピボンを護る任務があるんで....とか、ローズマリーが若手を鍛えないと....ともっともらしい理由をつけて別離の雰囲気をかもしてくるが、演出の都合上無理やりとってつけたような設定でさがる
バトンタッチは本編から外して、別枠にしたのはそこそこ英断だったかな
とはいえバトンタッチ描写って難しそう
最終話で一番悲しかったのは
Machico 姐さんの曲がもう毎週聴けないことである..........
ショックすぎてオープニングは泣いた
足かけ3年ぐらい?毎週聴いてきたもんなー....