ジョン・ウィック - diary.jgs.me

立川でみてきた。昨年本国で公開されて結構評判いいらしいというのは知っていたので、公開が決まったときは素直に嬉しかった。思い返せば、キアヌ・リーブスを最後にスクリーンでみたのは「地球が静止する日」だったか。あれはなんだったんだろうな…。ちなみに、劇場でマトリックスをみたときの衝撃を超える映画は未だないぐらいマトリックスが好きだし、自分の中のキアヌのヒーロー感はずっと変わっていない。まだみてないけど「47RONIN」なんかもあったな…。まあ、いいや。
パンフレットなどによると、ここ数年は監督や製作の方に力を入れていたので出演作が減っていたとのこと。しかも作ってるのがバリバリの香港映画とのことで、どんだけアクション映画好きなんだよ、と。
さて久々の主演作である本作は、奥さんを病気で亡くし、奥さんの遺した犬ちゃんに生きる希望を見出していた矢先にロシアンマフィアのドラ息子に犬ちゃんを撲殺され、好きだったクルマまで奪われたキアヌ・リーブスがロシアンマフィアどもをひたすら背負投げしてはヘッドショットしまくるっていう快作。
アクションはもちろん、細かい描写もよくできていて、冒頭数分で流れるように背景を映像でみせたり、現役時代がいかにヤバかったかということを周りのひとたちのちょっとした動きや反応などでみせていくのはアッパレとしか言いようがなかった。特に説明もなく殺し屋の間で流通するコインだったり、殺し屋が泊まるホテルだったり、みていてワクワクするような描き方がされているのも大変良かった。
ワクワクでいうと、こういうアクション映画では定番(キングスマンとかさ)のスーツアップするシーンもメチャカッコよかったし、出てくるマッスルカーもカッコいい、銃もカッコいい。
細かいことを気にするとちょっと気になるところもあるが、細けえことはいいんだよと豪快に背負投げをしておけば大丈夫。
そういえば、ロシアンマフィアといえば Saints Row に出てくるような相撲取りみたいな体格のやつがボディーガードでいるっていう描写がよくある気がするんだけど、今作では特に出てこなかったなあ。強いて言えばマフィアの大ボスがちょっとそういう体型だったか。ラストの大ボスとのタイマン戦は雨が土砂降りで思わずマトリックスのネオとスミスのタイマンシーンを思い出した。

November 4th, 2015 1:13pm