シークレット・インベージョン 感想 (ネタバレあり)

シークレット・インベージョン 感想 (ネタバレあり)
高放射線地帯にヨウ素剤を飲みつつフラフラ現れるフューリーに「えーやっぱりこのシリーズとは気合わないなあ....こういうとこにノコノコ現れる人じゃないでしょ」っておもいながらみてたけど、グラヴィクの容姿のことを知らなかったってのはある種伏線だったってことなのかな
グラヴィクもとっとと殺すなりなんなりしとけばいいのに(シリーズ通しておもったけど、スクラルは流れる血の色が違うんで、殺さなくてもちょっと切ればスクラル判定できるんだから、とにかく会う奴会う奴それで真偽判定していきゃいいのに)なぜかフューリーごとスーパースクラル製造マシーンを起動しちゃう舐めプぶり
「これがハーベストだよ〜ん」って渡すと、スーパースクラル製造マシーンが DNA をチャキチャキ判定していくわけだけど、DNA の照合ってマスタのデータがないと不可能なのでは?ってのがまずあるし、グルートマンティスはそういう種族だからって意味で DNA から能力をパクれるってのはまだ納得がいくけど、キャロルスペースストーン由来の力なわけで後天的に獲得したんだから DNA には反映されてないんじゃ?っていう
ハルクも一応ブルースの血縁でっていう縛りがあるのでは....?などといろいろノイズが
スーパースクラル化したガイアとグラヴィクの戦闘は見るに堪えず、シーハルクMs.マーベルは完全養護派だけど、車列襲撃シーンで予算を使い尽くしました、みたいな感じでつらかった
リットソン大統領は明らかにトランプを揶揄したようなキャラ造形で、ディズニーらしいというか......イヤな意味で政治性があってキツかった
インサートで FOX っぽいスタジオが襲撃されててアジってた奴がスクラルでした、みたいなのも安直だなって
当然っちゃ当然なんだけど、アメリカのドラマなんだなぁ〜...ってのはファルコン&ウィンター・ソルジャーと共通するところ
めちゃくちゃ言い方悪くなっちゃうんだけど、女性主人公枠のブラック・ウィドウパンデミックが直撃したのもあって悲しい仕上がりだったし、シャン・チー(とエターナルズ)はともかく、ノーウェイ(では白人の男3人が主に活躍する)があって、MoM があって、ラブ&サンダーは絶対ジェーンソーに引き継ぐ話だと思い込んでたのもあってズッコケだったし、ワカンダ・フォーエバーは.....こればっかりはボーズマンさんがいてくれたらどうなってたろうか....と言わずにはいられなかったし、クァントマニアも白人の男がまあまあ活躍する話、GotG3 は前2作と比べると相対的にクリス・プラットの主役感は薄れてロケット・ラクーンの話だったからギリノーカンとしても、有色人種や女性主人公の作品はドラマでやっとけみたいな、そういう温度感漏れてません??もちろん底本になるコミックがある程度男性向けが多いから仕方ない面もあるんだろうけどさあ....と、これまでずーーーーーーーーっとシリーズを牽引してくれてきたサミュエル・L・ジャクソンのはなむけとしてこれはちょっとどうなんですかあ??っておもっちゃったなあ......
アンソニー・マッキーはこれから有色人種のキャプテン・アメリカっていう重責が待っているわけだが....
アーマーウォーズは製作どうなってるんだろうなあ
ていうか、マリア実はテッテレー的な展開あるんでは?とおもわずにはいられなかったけど、やっぱりホントに殺されちゃったっていう....
ガモーラナターシャの件まだ許してないからな
まあ....今年はマーベルズがあるんで、期待してます
唯一よかったのは、プリシラことヴァーラとフューリーの熟年夫婦ドラマみたいな部分で、途中はお互い銃を向け合うところまで夫婦喧嘩が行き着くわけだけど、最終的には素の私も愛してくれる....?みたいなメロドラマみたいな展開に割と素直にもってかれてしまった
我が家はお互いに最低限ぐらいの気遣いで暮らしているが、世間には配偶者の面前では屁がこけないとか、化粧を落とせないとか、いろいろな夫婦がいるらしい
見た目をガッツリ変えられるエイリアンと、潜入仕事で不在がちの亭主って SF っぽい設定にみせかけて実は結構王道の熟年夫婦ものなのかもしれない
まあ.....全部が全部面白いと感覚が麻痺しちゃうんで、たまにはこれぐらいの温度感のあるシリーズがあるでいいで〜すっていう