ウルトラマンブレーザー 感想 (ネタバレあり)
最終回でエミによって、
V99は宇宙より新天地を求めてやってきた丸腰の連中を、土橋の意向でブッ殺した事件だったことが暴かれる
土橋はその際の対応故に宇宙から怪獣の襲来を招いたことを負い目に感じて動いていましたよ、と
アースガロンを作れたのもV99から接収した技術によって....ということだったらしい
そんな大事な兵装をこんな跳ね返り部隊に支給して大丈夫か....
宇宙由来の技術から生まれた
アーくんはコンタクトできるかも?ってことで通信を試みると、やっぱり野蛮な連中だと判断されて生物兵器をガンガン送ってきてたんだぞってことがうっすら伝わってくる
決戦やむなしってところでエミの判断は兵装を解いて争う意図はないんだと伝えよう!!と
それに呼応するように襲来していた船団は撤退していきました〜というオチ
現在の人類よりも進んだ技術を持った生命体が丸腰できたからといって平和的かどうかは甚だ怪しいとおもうけどな....
今ワームホール技術みたいのを手に入れたとして、例えば豚や牛が繁栄してる惑星に辿り着いたら牧場つくろ〜ってなりそうだけどな
そこはまあそうだったんでしょうねって感じだけど、結局ソースは親父さんの手記で、それを回収してくれたのは親父さんのダチで、営倉行きになったエミを助け出しにきたのもオッサンで....というのはやや萎える展開
個人的にはエミが切り拓いてくれることを期待していたので
エミの手にかかれば営倉破りなんてちょちょいでしょうよ
つーわけで、無事に誤解も解けて(まあ正直ご都合主義的だとおもう、
ウクライナや
ガザでどっちかが武器を置いたとしてもなぶり殺されるだけだろう)よかったね、ということなんだが、こっちも個人的に期待していたゲントとブレーザーの邂逅や、ブレーザーの出自なんかが全然明かされなくてえー!?っていう
ただまあ、最終回で
ブレーザーが「オレモ...イク...」って起き上がってくるのはゲントの
「俺が行く!」マインドが伝わった瞬間だとおもえたし、等身大ブレーザーとゲントが手と手を取り合うのは非常に
プリキュア感あってなんかグッときた
プリキュアさは1人ではできないことでも、2人でなら、手と手を取り合えば、できるんだ、というあたりだとおもっている
プリキュアさでいえば、欲をいえばたとえばゲントとじゃないと地球ででっかくなれないとか、理性を保ち続けられない(破壊衝動に負けてしまい、地球を壊し始める、みたいな)なんかそういう相互補完の関係性だと尚よかった、見たまんま受け取ると別にゲントは己の身体を賭してブレーザーと融合し続ける意味がイマイチないのではと
最後の最後までゲントの息子のブレスレットがパワーソースとなっていたわけだが、実際の戦場では塵ほども役に立たないわけで、そういう子供にもらったお守りみたいのを握ったまま亡くなっていったお父さん兵士たちがたくさんいたんだろうなあ、という想像が働いてしまい....暗い気持ちに.....