イカゲーム 感想

いわゆるデスゲームものということで、sawCUBE(今度日本でリメイクされるの大丈夫かなあ...)、最近の作品だとキャビン(そんな最近でもないけど)あたりの影響を色濃く感じるシリーズだった
ちゃんと見たことあるわけじゃないけどカイジにもかなり影響受けてそう、ガラス渡るのとか完全に鉄骨渡るやつだよな
あとは三池崇史神さまの言うとおりなんかも連想した
saw なんかではジョン・クレイマーが尋常ならざる信念を持ってがんばったんだ...(後継者問題がいろいろあったりしたけど)というのがゲーム運営側の事情だったけど、その点キャビンでは運営サイドの目的や、努力がちゃんと描かれていてよかった
その点では本シリーズはキャビンをうまく取り入れてて、フロントマン、□(司令塔)、△(武力チーム)、〇(下っ端)の事情を潜入捜査した警察官の目線で描写するのは上手かった
冒頭で爺さんが出てきた時に、saw なら最前線で観戦したがるジグソウだよなあ、とおもってみてたら本当にそうで苦笑いしてしまった、さすがにビー玉編で違ったか...と思わされていたので
残念だったのは、6ゲームあるデスゲームの設定で、冒頭でイカゲームなる遊び?(バイオレンスそうな遊びだなとはおもったが...)の説明があるので、大事なところでそういうゲームがあるんだろうなあ、とおもってたら最後にただのタイマンするだけのゲームに成り下がってしまって残念だった
だるまさんがころんだとか綱引きは単純すぎて面白みに欠けたし、型抜き?はペロペロするおじさんを見守るのは絶妙に間抜けで面白かったが、ゲームとしてあまり面白かったわけでもなく
ビー玉編はそれぞれの組でそれぞれドラマがあってまあ良かった
特に脱北してきた子とDV被害の子の2人の掛け合いは刹那的だった
ガラス渡り編で、ホスト側は別に参加者がゲームクリアしてほしいわけじゃなくて、純粋に確率で生きるか死ぬかのスリルを味わっているところを観戦してほしいってスタンスなことがわかって saw 育ちの自分としてはちょっと残念
テーマ的にはパラサイトにも通じる経済格差もの、階級闘争もの