アンドレアス・グルスキー展に行ってきた - blog.jgs.me

水曜日に大阪に行ったときに、地下鉄の広告にアンドレアス・グルスキー展のポスターがあってテンション上がったので行ってきました。アンドレアス・グルスキー展は、夏ぐらいに研修で上京していたときにやっていたのだけれど、帰りの新幹線でTwitterのタイムラインを見ていて東京で展示をしていることを知って、新幹線の中で行けなかったことを悔やんだことがあったので、そのリベンジが果たせました。
昨日、同期の @yasuharu519 と夢を納めに行ったときに展示の話をしたらノッてきたのでエイヤッと行ってきました。ありがたいありがたい。
大阪の国立国際美術館は京阪の渡辺橋駅からほど近くにある建物で、科学館と美術館が併設されているのでパッと見でわかりやすいところでした。その地下3階でアンドレアス・グルスキー展が催されていました。通ってる学校がアレなので安く入場できて嬉しかったです。もっと美術館に行ったりすればよかったなあと。
アンドレアス・グルスキーというひとは「99セント」やチケットの画にもなっている「カミオカンデ」が有名です。

なにかのときにこの2つは見たことがあって、なんとなくおぼえていました。それが2メートルほどの大判に印刷されて展示されていたので、どの写真も圧倒されるばかりでした。素人目で見ても構図が洗練されていて美しくて、それが巨大な写真として鎮座しているので情報量がとてつもなくて、これが情報洪水情報爆発なんじゃないかというような気分でした。
いくつかの写真は、どこに視点を合わせても鮮明に見えるというか、ピントが目に追従するようになっているような風になっていて、一時間半ほどで見て回ったのですが、ぐったりしました。脳に視覚から一度に入れていい情報量を超えてる!死ぬ!みたいな。
それから、規則的な直線や綺麗な曲線が組み合わされているものが多く、美術館から出たあともビル群が目に入るたびにもういいよ!もういい!!ってなるぐらい執拗なまでに多用されていてすごかったです。しかもそれが絵画ではなく、写真というのがまたすごいところで。ミニマルでコンパクトな写真もあれば、雑然とした混沌の写真、抽象画のような写真など表現の幅も広く2時間ぐらいは飽きずに見ていられました。疲れるけど。引きで全体を見て、それから細部を見て、それからまた全体を見て…の繰り返し。それが楽しい!
特に僕が好みだったのは、空港のフライトボードがびっしりと綺麗に写しだされていた「フランクフルト」という作品と、ホンダとトヨタのF1ピットを写した「F1 ピットストップ IV」という作品です。なんとも言葉で伝えづらいものなので、ぜひその目で見てどんなもんか確認してほしいなあとおもいます。
5月ごろまでやっているそうなので、関西方面の方は特にぜひにー。

February 22nd, 2014 10:48pm