アイドルとしてのナイル・ロジャース - diary.jgs.me

今日は CHIC の来日公演へ行ってきた。CHIC はもちろん知ってる曲がたくさんあるし、最近だと Daft Punkグラミーの素晴らしいアクトの印象があるな〜ぐらいのテンションだったんだけど、生で鑑賞して「そこで楽しそうにギターを弾いててくれるだけでこちらも圧倒的な多幸感を感じる」ぐらいまでメロメロになってしまって、それってもうアイドルじゃん!と言っても差し支えないだろうとおもった。
なんといっても CHIC 版の Get Lucky はとても良かった。全く予備知識として知らなかったのだが、ここ5年ほど闘病生活を送っていたようでそれを大きく助けてくれたのが Daft Punk だったそうで。Daft Punk の2人のお陰でこうして楽しく演奏が出来ている(的なことを言ってたとおもう)と話していて。インタビューでも

1年くらい前にね、俺はギー・マニュエルトーマから、まずはドアをノックされるように声をかけられて、その後、本当にドアをノックしてふたりは俺の自宅に現れたんだよ。で、今回のコラボレーションがあまりに自然なものだったから、スタジオでもっといろんな人とも仕事しなきゃだめだって思えたんだ。俺は人と一緒に作業をするのが大好きなんだから。そう思った途端に、もうレコーディングの話も山のように舞い込んできてさ。手当たり次第、誰とでもスタジオに向かうようにまたなったんだよ ナイル・ロジャース、ダフト・パンクとのコラボレーションの経緯を語る (2013/03/25)| 洋楽 ニュース | RO69(アールオーロック) - ロッキング・オンの音楽情報サイト

と語っている。そういったバックグラウンド、コンテクストを知ってからみるナイル・ロジャースはいきいきとしていて、生まれながらのエンターテイナーのような振る舞いで。CHIC のパフォーマンスの素晴らしさもあってオイオイ泣きながら Get Lucky をみた。(ちなみに帰ってきてから上に貼ったグラミーのやつを見返してまた泣いた)
(こんな感じで、こういうアレンジもたまらん)
CHIC の面々もカッコよくて、シンガーの2人も綺麗だったし、ドラマーもカッコよかったし、ナイルと一緒によく弾いていたベースのおっちゃんもカッコよかった。(もちろんホーンセクションも、キーボードの2人もね!)有名な曲たちも生音 & コールレスポンス付きで体感するのはまた格別で、とても楽しかった。
最後に Le Freak をやってから、バンドメンバーが退場したあとも一人残ってファンにサービスし続けていたし、なんならスタッフが片付けはじめてる中でも退場用に流れていた自身がギターを弾いてる Daft Punk の曲でパフォーマンスを続けていて、本当に好きなんだなと。
いい夜だった。

December 5th, 2015 12:37am