わんだふるぷりきゅあ! 感想 (ネタバレあり)
いや~~~~~ガッカリです、本当に、最近のシリーズはどうしてこう甘やかして終わるんだ
ワタシの考える最高の最終回はもう決まってて、20代ぐらいの
いろはが、もうヨタヨタになった
こむぎといよいよ最後の瞬間を迎えんとしているところに、鏡石のキセキ的なことがあって、最後に言葉を交わして別れる.....これ一択やろ!!!
ギリギリ人間体の姿にならなかったあたりは矜持を感じたけども、正直犬猫(と兎)とは言葉を交わせずとも伝わるナニカがあるやん?? というところにこそミラクルを感じるので、言葉通じましたオチは最悪だった
実のところ、知能や記憶が保存されているなら50音マットみたいなのを用意したらコンタクトとれるんじゃね?? とかおもいながらみてはいたんだけど、別にそういうわけでもなくっていう
メエメエ悟もそんなアッサリ再会できてんじゃね〜YO!
大きな怒りその2は悟と大福の扱いで、映画版で特別変身したので終了〜〜なのかとおもいきや、最終盤でまた発動してくるっていうね
ここ数シーズン、
ブラペや
ウィングといった通年活躍キャラがいただけに、特に追加戦士不在だった今シリーズにおける悟&大福のコンビはかなり宙ぶらりんで、変身しないならしないで通してほしかったし(何も前線で戦う者のみが戦士というわけではないのである、後方支援だって立派な戦士だ)、するならするでもっとちゃんと扱ってほしかった
さて、テーマ的な部分でいうと
成田良美さんの
SDG シリーズその2って印象で、
キボウノチカラでもやたら説教臭くてかなりウンザリしたのだが、本作においても似た味わいで、人間と動物の関係性について昴とガオウを通じて問題提起はちゃんとやってくれるのだが、
ゼツボウノチカラ同様とにかく風呂敷を畳むのがヘタクソだなあ、という
なんか蘇った昴が、ガオウと再会できたことで浄化されました〜ってオチなわけだが、人間という種族が狼を追い立てて絶滅に追いやったという事実は覆らないわけで、当事者からしてみたらザクロは得心したみたいだったけど、トライブの狼の中には「人間許すまじ」の個体もいるのではなかろうか
つい最近、
トランプが返り咲いて
デナリを
マッキンリー山に改名したそうだが(正直そんな山があること自体知らんかったのだが)
オバマがリスペクトでデナリに改称したことがアメリカ大陸の先住民たちにとってどう感じられるのか、そしてそれが数年のうちに翻意されて海の向こうからやってきた連中の名を冠した名前に戻されるって、一体どういう心境なんだろう.....と考えていた
たとえば、
GHQ の占領政策がもっと苛烈で、
富士山を改称してこれからは「マッカーサー山にします!」ってなったら腹立つし、死ぬまで富士山って呼び続ける(オレは
Twitter は Twitter だし
Scrapbox は Scrapbox なんで)だろうな
準レギュラーだった婆さんトリオの飼い犬の死を通じて、いろはを揺さぶる展開はあったけど、それ以外のキャラクターについては結構掘り下げ不足感も強く、過去シリーズと比べると個人的に好きなのはやっぱり登場人物の暗部を体現するような相手方の幹部が出てきて、ソイツを通じて登場人物が人間的に成長するって展開なので、そういう意味でも今シリーズはノれなかった
ニコガーデンにしても、食物連鎖のピラミッド関係にある動物たちがパラダイス的に暮らしている土地ってことだったけど、同胞たちが異世界でピラミッド関係にあることはどう受容されているんだってのが気になりすぎて設定に全然入れず
さて、次作は
アイドルものなのであるが、最近
ひみつのアイプリをみはじめて「コレでいいんじゃね....??」ってかなりおもうので、本家がどういうアンサーを返してくるのか見ものである
つなぎとしては、猫屋敷母が教えてくれるくだりがあるのと、携帯でライブ映像みたいのをまゆが見てるくらいだった