まさに驚異、ワンダーウーマン - diary.jgs.me
今回の作品では中盤から後半にかけてこのめちゃカッコいい
ガル姐さんが活躍しまくり展開なので、ただただ号泣だった。中盤の
ベルギーでの前線戦闘シーンで活躍する
スティーブ・トレバーこと
クリス・パイン率いる愚連隊の面々もちゃんと個性が引き立っててよかった。また、全編を通してスティーブと行動を共にして二人の感情の機微を丁寧に描いているのは、ラストのダイアナの選択と綺麗にリンクしていて、監督の
パティ・ジェンキンスさんとこの映画の核なんだろうなあ、と。
一方で、ワンダーウーマンの世界観(
ギリシャ神話ベースの)をちゃんと説明しつつ、
第一次大戦にも結びつけつつ、ダイアナの成長、
アマゾン達が描かれる序盤も見事。
セミスキラを出て
ロンドンへ乗り込むシーンはモロに田舎のピュアな少女が初めて都会に出てくる話でダイアナに共感させるのにうまい役割をしていた。セミスキラの美術がバッチリだったのもあって、ダイアナをはじめアマゾン達が生き生きと暮らし、訓練しているシーンで既に号泣だった。
そんなこんなで大好きな映画なんだけど、みてる間でもうーんとおもったところはいくつかあった。一番は敵チームが
ドイツ語じゃなくて
英語を喋っているところ。これはしょうがなかったのかもしれないけど、第一次大戦がそこそこリアルに描かれていたり、途中でダイアナが多国語を操るシーンもあったりするだけに余計気になってしまった。ついでに、どうせならセミスキラの公用語はギリシャ語が良かったかなあ…。セミスキラの知識レベルも謎で、知ってることと知らないことが曖昧なのが気になった。あと、終盤で敵である
アレスに
ゴッドキラーとは自分でありゴッドだと気付かされるんだけど、そこは自分から気付く展開じゃなくていいんかな〜…とかとか。
まあ、そんなことがどうでもよくなるぐらい全体としての満足度は高かった。やっぱり、
ザック・スナイダーという人は監督や脚本、原作にしっかりした人が入ってる方がうまくいく人なんじゃないかと改めておもって、秋の
ジャスティスリーグが不安になったりした…。そして
ベンアフバットマン単品をやって、このワンダーウーマンをやってからの
BvS、からのジャスティスリーグがスムーズだったんじゃないかなあ…とおもったり…。今さらどうしようもないので秋のジャスティスリーグも来年の
ジェームズ・ワンの
アクアマンも楽しみにしてますけどね!!
BvS と
スースクで苦汁を飲まされた我々としては、ワンダーウーマンが胸を張っていろんな人に勧められる仕上がりになっていて心底ホッとしながら劇場を後にした。パティ・ジェンキンスさん続投で続編もあるとかないとからしいので、本作から BvS の間までの話とか、BvS のワンダーウーマン視点の話とか、妄想しながら期待しております。
August 26th, 2017 4:59am