ひろプリ 最終局面の整理 (ネタバレあり)
2話続いた過去編が一段落して来週はクリスマス回で、年明けたら一気にラスに向けて突き進んでいくんだろう.....くらいには
プリキュアリテラシが身についてきた
ざっくりこれまで描かれてきたことを整理すると、かつて語られていた「大昔に
ランボーグの大群が現れた時に姫が祈りを捧げ、その答えとしてプリキュアがやってきたのだ」という伝説は、実はソラとましろが過去へ
タイムトリップして、当の姫(
エルレイン)とバッタリ出会って、自分たちはプリキュアで、こういうインターフェースで戦ってま〜すということを教えてしまったことが原因でエルレインは
キュアノーブルへと変身する足掛かりを得てましたよ、と
エンドゲームでは世界線が分岐するのだ、ということになっていたが、さすがにプリキュアまでまだ多世界解釈が波及してないと仮定するとカイゼリンが苦しまなければ(これから闇堕ちするんですよねえ?)未来から2人がやってきて先スカイランドを救うアイデアが到来することもない、という悲しい結末が見えてしまう
そして、カイゼリンの仲介によって
アンダーグ帝国と先
スカイランドの和平が進みそうなところへカイザーが裏切ってきてエルレインもこれにはブチギレ、と
歴代プリキュアの中でもみないぐらいなかなか怒りの形相で、なんかこれはエルレインもこの憎しみの連鎖に絡まってそうだなあ、という気がする
オーブっぽいものに閉じ込められていたカイゼリンが身を挺することで瀕死の父を護ることに成功し、エルレインは「アンダーグエナジーは傷を治すことにも使えるんだ」と
ここもエルレイン怪しいポイントで、エルレインはなぜアンダーグエナジーの使い方を知っている?という
カイゼリンの尊い自己犠牲の精神を貴んで手打ちにしましょう
ここまでがだいたい過去編のあらすじ
推測邪推含みでこれまでのヒントも拾いつつどういう方向で話を落とすのか考えていく
カイザーを腰砕けと評して、自分が一芝居打ってカイゼリンがスカイランドを、ひいてはプリキュアを憎むように仕向けているんじゃないか、ということらしい
自分はこれは違うとかなり自信を持っている
まず、メタ的に前作では
フェンネル、前々作では
バトラーと設定のやや被る(忠臣的な)キャラクターがラスボスを務めてきてるので、さすがに3作連続ではないだろう、という点
また、ソラとタイマンした時にスキアヘッドは望んでこんな立場に置かれているわけではないのだ、ということが示唆されていたし、過去編においても父親につっかかるカイゼリンに対してカイザー側についているのであればもっと丸めにかかるだろうし、止めずに放任していたのはスキアヘッド自身もこの戦いを望んでいない、カイゼリンの幸福を望んでいるのではないか、と読んでいる
つまり、スキアヘッドには動機がない
まあでも、カイゼリンのキャラデザからしてラスボスじゃなさそう感があるのはわかるし、逆にスキアヘッドのキャラデザはラスボス感あるのもわかるが.....
自分としては怪しさの筆頭はエルレインだとおもっている
なんとなく悲劇のヒロインのようにみせているのがミスリードなんじゃないかという気がしている
先スカイランドを統治するためにはいろいろ手足が必要そうだけど、彼女を支える人物が全く出てこないというのに違和感をおぼえる
しかも護衛もなんもなしにスカイランド中のらついてるわけだし、多少の刃傷沙汰は自らの手で裁定できる....っていう自信故のことなんじゃないかと
カイザーがかなり被害妄想的にスカイランド勢に侵攻されるんじゃないかと恐れているのは、実は既にかなり実態を伴っているからなんじゃないかと読んでいる
カイザーとカイゼリンが話しているシーンで、意味深にクリスタルっぽい鉱石が積まれていたが、スカイランド勢はアンダーグの資源を狙っているのではないかと
クリスタルの用途は謎だけど、こじつけるなら、なぜスカイランドは浮いているのか?その動力は?と考えるとアンダーグが豊富に持っているクリスタルを動力に浮いている....的なこともあるんじゃないかと
ランボーグによって襲撃させることによってアンダーグへ挙兵という大義名分を得ようとしていたのでは....?
個人的にこういう展開だったらアツいなあ!っていうのが
アンダーグとスカイランドの正義の反転があって、アンダーグ側に理あり!エルちゃんを狙ったテロ行為は許せないが、それを差し置いても先スカイランド許すまじ!的な展開になり
すっかりソラシド市民として暮らしていた
カバトン、
バッタモンダー(と、もしかしたらカイゼリンと和解してカイゼリン+スキアヘッド)を援軍としてアンダーグ愚連隊プリキュアを結成
キュアマジェスティのキャラデザがどう見てもアンダーグとの間の子にみえるのもその伏線なんじゃないかとずっと読んでいる
大天使然としてついに降臨した真キュアノーブルに立ち向かうパンク混成軍!
てなやつ
.....なので、こうならないかなあ....!!というバイアスがある人の憶測ですよということで
次点で怪しいのはヨヨ
スカイランドの生まれでありながら、なぜソラシド市に居着いてるのか?ってのは語られてないよな....?
スカイランド側と疎通できている(なんなら厚遇されてるまである)ところからして、追放されたってことはなさそう
そしてなぜかスカイランドとソラシドのポータルを開けるレシピを知っていたこと
つまりアンダーグへのポータルも開けられるのでは?
さすがに歳の頃からして過去編と絡んでる人物....ってこともなさそうだけど、じゃあカイゼリンは今いくつなの?って感じするし予断を許さない
例えば、エルレインはソラシド市、もとい地球等の征服を画策していてそのためのエネルギー源としてアンダーグが必要だった、そして先遣隊として派遣されたのがヨヨで地球で暮らし始めたが、暮らしていくうちに自らの雇い主の思惑とは合わなくなっていき.....的な
見返してて、スカイランドを訪ねて国王夫妻からエルちゃんの出自が語られる時、天から響いてたのはエルレインの声だった....とおもう
恐らくカイゼリンが闇堕ちするツイストがある時にエルレイン側も未来にエルちゃんを託さざるを得なくなる事情ができるんじゃないかと予想
そもそもエルちゃんがスカイランドに出現しなければ刺客カバトンが襲撃することもないし、そこをソラが助太刀することもないし、自分がプリキュアに変身する種を摘んでしまうことになってしまうのではないか
ところで、シャララ隊長がソラに「己の仲間とヒーローを目指せ」的なことを告げる回がこれで、結構不意打ちでグッときてしまった
シャララ隊長とソラの師弟関係描写はこのシリーズでも結構好きポイントだな....
個人的には
スタプリのシリーズ構成がひとつ道標になっていて、ちょうどクリスマス回の手前らへんで2話かけてえれなさん回やってたのがアツかったので、本シリーズでも特にあげはさんの掘り下げに期待してたんだけど、原点回帰なのかなんなのか、過去編はソラとましろ(とエルちゃん)に絞られてしまって、登場すらしない....というのは結構悲しかった
その前もララ回は自分好みの「見ててください一条さん....」(
クウガ)で最高だったし、まどかさん回もこのプリキュアシリーズではやや定番感はあるけど、名門生まれのお嬢が〜的なのでよかったし