でんぱーりーナイトdeパーリーの感想 - diary.jgs.me

2日目に行ってきた。
以前の武道館公演は溢れ出る想いをいかに文章に綴るかということに非常に苦戦した思い出があるのだが、今回の代々木に関してはなんと書けばよいのやら難しく、自分の中でもまだ消化しきれていないという状態である。
席はアリーナの真ん中お立ち台スペースがよく見える位置あたりで、でんぱーりーナイト - > 強い気持ち - > ダンス ダンス ダンス(新曲) - > でんでんぱっしょんがとても見やすくてよかった。前のステージは肉眼だとだいぶキツかったので、大人しく野鳥の会スタイルで鑑賞した。一緒に行った嫁や、その隣にいた女子二人組なんかは身長の関係でほとんど見れなかったようでステージまで傾斜がなかったのがキツそうだったな、という印象。それでいうと自分たちよりも後ろだった人たち、特に後方スタンディングだった人たちは一体…と思わざるをえない。女子二人組は終幕後に「ほとんどディスプレイ見てたしDVD見てるのと変わらなかったね」などと話していて「せ、せやな…」となった。さらに、ディスプレイでもエフェクト映像しか流れない曲もあってその曲はさらにどっちらけだったようだ。うむむ。
もう全くこういうことを書くのは不本意なんだけど、帰り道に嫁が「武道館からさらに良いものを作ろうとするとああいう(ぱーりーとRPGのパーティをひっかけた小芝居)小細工をしないといけなくなったんだとおもうと…」と非常に正鵠を射る感想をもらって、まさにその通りだなあと。武道館のときの感想にも書いたが、武道館では「武道館にDear Stageつくる、武道館を秋葉原にする」という巨大かつ明確なコンセプトがあって徹頭徹尾そのコンセプトに沿って作られていたようにおもう。個人的には全く比較したくはないのだけども、それでも比較してしまうのが人情で、些か情けない話ではあるのだが、武道館と比較すると今回は「武道館からWWDDへのつなぎ」というような印象でメンバーが危惧するような「遠くへ行ってしまうのではないか」というFUDを増長させるだけのような気がしてしまった。
とはいえ、ここへきて振り返ってみると武道館までの道のりや武道館公演自体が奇跡的すぎて異常だったのかもしれないという気持ちにもなる。W.W.Dや、アンセムのサクラあっぱれーしょん、そしてあの武道館公演を決定付けたとも言えるDear☆Stageへようこそ♡、これらの楽曲の力がとても大きかったのではないかなあと。
もちろん、ここまでグダグダと書いてきたことを差し引けばとても楽しいライブだったし、ピンさんがMCで話していたように「成長」を感じられた。今回のライブでも結局1曲目から泣いてたし、前アルバムの中でも特に好きなイツカ、ハルカカナタくちづけキボンヌバックバンドを従えた生演奏で、そのライブ感がとても心地よくて双眼鏡を曇らせていた。それでも、それでも、一度あの武道館の体験をしてしまっていると物足りなく感じてしまうのだ。だからといってなにか案があるわけではないので余計に心苦しいのだが。
もしかしたら武道館公演の引力から脱出するのが僕の直近の課題なのかもしれないなあ。

February 12th, 2015 4:11am