【CA14 Advent Calendarおかわり】小説 仮面ライダークウガ - blog.jgs.me


男の子であるなら、少なからず小さい頃に日曜朝8時を楽しみにしていたのではないでしょうか?

ちなみに、僕は朝日系が地上波でやっていない田舎で育ったので、クウガは何週か遅れて夕方の16時ぐらいから放送しているのをみてました。それが龍騎ぐらいからは土曜日の朝の5時半ぐらいから放送になって、わざわざめっちゃ早起きしてみてました。
ちょうど我々の世代はクウガ直撃ティガ直撃世代が多いんじゃないかなー、とおもいます。終盤のダグバ戦は子供ながら息をのみながら見たものです。そんな我々にド刺さりなのがこの「小説 仮面ライダークウガ」です。
あれから13年経った現代を舞台に、新たなゲゲルが…!というような話です。もっぱら一条さん視点で話が進んで「一条さんは相変わらず五代大好きだなあ!!!」とか、榎田さんも相変わらずだし、おやっさんも!っていう同窓会感が楽しめます。Kindle版があって、サンプルが読めたので読んでみたら、笹山さんの結婚式でブーケをキャッチしちゃう一条さんがいるんですよ、もうそれだけでビビッときちゃいますよ。即買いでしたよ。
それだけでなく、ちょっとした時事ネタも絡ませたような事件も楽しく読めるし、なんせね、胸アツ展開が続くのでグイグイ読ませてくれます。物語の根本もクウガと変わっていなくて、正義と暴力とその残酷さがベースにあって、そういう意味でもきちんとクウガをしていてよかったです。
映画化の機運が高まったものの、立ち消えてしまったクウガですが、この小説で救われたような気持ちになりました。ティガの方は、「超ウルトラ8兄弟」という超アンセム映画(ティガっ子でまだみてないなら今すぐみよう)があるのにクウガは…という状態が続いていましたが、クウガを題材に創作するならこれ以上のものはないだろう、というぐらい良質な一冊でした。

December 19th, 2013 8:18am